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社員がすぐ辞める原因は給料じゃない!社長の波動を変える定着術

社長へ。孤独な決断が脳のパフォーマンスを落とす科学的理由と心を整える解決策

小野馨
こんにちは!

ハートマス健康経営コーチの小野馨(おのかおる)です。

今回は、「社員がすぐ辞める原因は給料じゃない!社長の波動を変える定着術」というお話をします。

最近、せっかく採用した若い社員がすぐに辞めてしまう、育てたと思った矢先に退職届を出される……そんな悩みを抱えて、夜も眠れない社長も多いのではないでしょうか。

採用コストをかけて、時間をかけて教育しても、穴の空いたバケツのように人が流出していく。その徒労感は計り知れませんよね。

中小企業の現場では、「給料を上げたのに定着しない」「休みを増やしたのに不満が出る」という特徴的な現象をよく耳にします。

しかし、断言します。

ポイント

その離職の本当の理由は、目に見える条件面ではなく、もっと根本的な「見えない領域」にあります。

今回は、企業の骨組みを作る行政書士としての経験と、組織の血流を整える科学的な視点から、社員が辞める本当の原因と、明日からできる劇的な解決策についてお話しします。

  • 給料アップでは止まらない離職の本当の原因とメカニズム
  • 社長の隠れたストレスが職場全体に与える科学的な悪影響
  • 完璧な就業規則を作っても人が定着しない決定的な理由
  • ハートマスを活用して職場の空気を物理的に浄化する技術

社員がすぐ辞める本当の原因と特徴

「最近の若手は根性がない」「ゆとり世代だから我慢が足りない」と、個人の資質のせいにして片付けてしまっていませんか?

実は、人が会社を去るという決断をする時、そこには生物学的かつ心理学的な明確なメカニズムが存在します。

ここでは、行政書士として数多くの企業の内部事情を見てきた私だからこそわかる、きれいごと抜きの「離職の真実」について深掘りしていきましょう。

給料や待遇よりも人間関係が理由

社員 すぐ辞める

多くの経営者の方は、社員から退職願を出されたとき、反射的に「給料が安かったのかな」「労働時間が長かったのかな」と条件面での不満を原因だと特定しようとします。

もちろん、生活がかかっていますから待遇は大切です。

しかし、実はそれが「辞める決定打(トリガー)」になることは、社長が思っている以上に少ないのです。

公的なデータを見てみましょう。

厚生労働省が発表している「雇用動向調査」の結果を見ても、退職理由の上位には常に「職場の人間関係」「職務内容への不満」がランクインしています。

注意ポイント

特に自己都合退職の場合、建前上の理由はさておき、本音の部分では「職場の雰囲気の悪さ」や「上司(社長)との関係性」が圧倒的な割合を占めているのです。

(出典:厚生労働省『令和5年雇用動向調査結果の概況』

【本音と建前を見抜く】 退職時に「社長、あなたの発する空気が重くて辛いです」と正直に言う社員はいません。

揉めたくないので「一身上の都合」や「キャリアアップ」「実家の事情」という綺麗な言葉で去っていきます。

だからこそ、社長は自分の発しているエネルギーが原因であることに永遠に気づけず、「条件が悪かったんだ」と誤解し続けてしまうのです。

経営学で有名な「ハーズバーグの二要因理論」でも言われていることですが、給料や労働条件は「衛生要因(不満足を解消する要因)」にはなっても、「動機づけ要因(満足感を高めて定着させる要因)」にはなりにくいんです。

注意ポイント

つまり、いくら給料を上げて不満を消しても、「この会社が好きだ」というプラスの感情がなければ、社員は簡単に辞めてしまいます。

職場の空気が殺伐としていたり、社長の顔色を常に伺いながら仕事をしなければならない環境だったりすれば、精神的な限界を迎えるのは時間の問題です。

「高い金を払っているのに辞めるなんて恩知らずだ」と嘆く前に、まずは「金銭以外の報酬(安心感、承認、居心地)」が枯渇していないかを見直す必要があります。

続かない新人が見切りをつける心理

「入社して3ヶ月も経たずに辞めてしまった……」

「試用期間中に来なくなった」

この「早期離職」は、中小企業にとって採用コスト(広告費やエージェントフィー)が丸損になる一番痛いパターンですよね。

なぜ彼らは、仕事を覚える前にそんなに早く見切りをつけるのでしょうか。

実は、入社直後の社員は、動物的な本能で「ここは自分にとって安全な場所か?」「長くいていい群れか?」を敏感に察知しようとしています。

注意ポイント

これを脳科学の視点で見ると、脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部位が深く関係しています。

扁桃体は、原始的な脳の一部で、不安や恐怖を司る「危機管理センサー」のようなものです。

もし、オフィスに入った瞬間にピリピリした空気を感じたり、社長が常に眉間にしわを寄せてイライラしていたり、社員同士が目も合わせずに会話もなかったりするとどうなるでしょう?

新人の扁桃体は「ここは危険だ!」「敵がいるかもしれない!」「逃げろ!」という強烈なアラート(闘争・逃走反応)を鳴らし続けます。

これは理屈ではなく、生物としての生存本能レベルの反応なのです。

彼らが退職理由として「この会社には未来がないと思いました」と言うとき、それは論理的な経営分析の結果ではありません。

「この場所に居続けたら自分の心が壊れてしまう」という直感的な恐怖に従っているだけなのです。

ポイント

特に感受性の強い現代の若手社員ほど、この「場の空気(非言語情報)」を敏感に読み取ります。

「石の上にも三年」という言葉は、安心安全な土台があって初めて通用するもので、針のむしろのような危険な石の上には、誰も一秒たりとも居続けたくないというのが本音でしょう。

職場のストレスと社長の波動の関係

ここで、少し科学的なお話をしましょう。

「社長の機嫌が悪いと、何も言っていないのに社内全体の空気が重くなる」

これは経営者なら誰もが経験的にご存知だと思いますが、実はこれ、単なる「気のせい」や「気分の問題」ではなく、測定可能な物理的な現象なんです。

ポイント

私が学んでいるアメリカのハートマス研究所(HeartMath Institute)の30年以上にわたる研究によると、人間の心臓(ハート)は強力な電磁場を発生させており、その強さは脳の電場の約60倍、磁場に至っては約5000倍にも及びます。

そして驚くべきことに、この心臓の電磁場は体外数メートル(研究によってはそれ以上)まで広がっていて、他者の脳波に影響を与えることが実験で証明されています。

つまり、社長であるあなたが資金繰りや人間関係のストレスを感じてイライラしたり、将来への不安で胸が押しつぶされそうになっていたりするとき、あなたの心臓のリズムはギザギザに乱れた状態(これを「インコヒーランス」と呼びます)になっています。

そして、その「乱れた波動(ノイズ)」は、Wi-Fiの電波のようにあなたの体からオフィス中に放射され、無意識のうちに従業員の脳や神経系に届いてしまっているのです。

【社長の影響力は絶大です】 社長は組織の中心(コア)であり、最もエネルギーの強い存在です。あなたの発するエネルギーは、Wi-Fiの親機のようなもの。親機がウイルス感染(ストレス過多)してバグを起こしていれば、そこに接続している子機(社員)たちのパフォーマンスが落ちたり、エラーを起こしたり、最終的には接続が切れたり(退職)するのは、当然の物理現象なのです。

社員が辞めるのは、彼らの根性がないからではありません。

社長の発する強力な「見えないストレス電波」に、生身の体が耐えられなくなった結果かもしれませんよ。

制度を整えても定着しない理由

私は行政書士として、数多くの企業の就業規則作成や雇用契約書の整備をお手伝いしてきました。

もちろん、法律を守ることは会社を守るための「最低限の土台」です。

残業代をしっかり払う、有給休暇を取らせる、ハラスメント防止規定を作る。これらは絶対に重要です。

しかし、現場を知る人間として、残念な現実もお伝えしなければなりません。

「完璧な就業規則を作っても、ホワイトな制度を導入しても、離職が止まらない会社は山ほどある」ということです。

逆に、就業規則が多少古くてアバウトでも、社員が社長を慕って定着し、生き生きと働いている会社もあります。

この決定的な差は何でしょうか?

それは、「制度(ハード)」と「心(ソフト)」のバランスです。

ポイント

いくら立派なルールブックを作っても、そこに「運用する人の心」が伴っていなければ、それはただの縛りになります。

例えば、「ノー残業デー」という制度を作ったとしましょう。

しかし、定時に帰ろうとする社員に対して、社長が背中から「なんでこんなに忙しいのに早く帰るんだ」という無言の圧力(乱れた波動)を発していたらどうでしょう?

社員は帰りづらくなるどころか、「この会社は言ってることとやってることが違う」という強烈な不信感を抱きます。

法律や制度はあくまで「枠組み(器)」です。

その枠組みの中で、どのようなエネルギー(水)を循環させるか。

そこに行き着かない限り、制度改革だけで離職を止めることは不可能です。仏を作って魂入れず、では人は定着しないのです。

中小企業に多い離職の連鎖とは

そして最も恐ろしいのが、離職の「連鎖(チェイン)」です。

大企業であれば一人が辞めても組織への影響は軽微ですが、中小企業のような少人数の組織では、一人が辞めると、その影響がドミノ倒しのように広がります。

特に、エース級の仕事ができる社員や、社内のムードメーカーだった社員が辞めると、残された社員たちはこう思います。

「あの人が辞めるってことは、やっぱりこの会社ヤバいのかな…」 「自分だけ残ってバカを見るのは嫌だ…」 「次は自分の番かもしれない…」

この疑心暗鬼が広がると、職場の心理的安全性は一瞬で崩壊します。

注意ポイント

業務負荷が増えるという物理的な負担だけでなく、「沈みゆく船に乗っている」という精神的なストレスが蔓延し、本来なら辞めるつもりのなかった社員まで、不安に駆られて連鎖的に退職してしまうのです。

この「負のスパイラル」に入ると、採用しても採用しても穴の空いたバケツのように人が流出していき、採用コストばかりがかさみ、社長の精神も資金も限界を迎えてしまいます。

だからこそ、表面的な対策ではなく、一刻も早く「根本的な栓」をする必要があるのです。

離職を防ぐための具体的な改善策

原因が「条件」ではなく「波動(空気)」にあることがわかったところで、ここからは具体的な解決策のお話です。

お金をかけて待遇を良くする前に、社長自身ができる「0円でできる最強の定着術」をご紹介します。

心理的安全性を作るハートマス

社員が定着するために最も必要なもの。

それは「高い給料」ではなく「心理的安全性」です。

「ここでは自分の意見を言っても大丈夫」「失敗しても人格まで否定されない」「自分はここにいていいんだ」という絶対的な安心感があって初めて、人はその場所に留まりたいと思います。

この心理的安全性を作る最短ルートが、ハートマス研究所が提唱する「ハートコヒーランス」です。

ポイント

具体的には、社長であるあなたが、専用の計測機器(エムウェーブなど)を使って、ご自身の心拍変動を「コヒーランス状態(整った滑らかな波形)」にするトレーニングを行います。

あなたが整ったリズムの波動を発振することで、オフィスの空間に物理的に「安心の周波数」が満ちます。

すると不思議なことに、社員のミラーニューロンがそれに共鳴し、彼らの扁桃体の警戒モードが解除され、ピリピリしていた空気が和らぎます。

「社長、なんか最近雰囲気変わりましたね」「話しやすくなりました」 そう言われたら成功です。

言葉で「安心しろ」「何でも言え」と言うよりも、あなたのハートの状態(バイブレーション)を変える方が、何百倍も説得力があり、社員の心に届くのです。

スピリチュアル行動科学で場を浄化

ハートマスで整えたエネルギーを、さらに現実的な力に変えるのが、私の提唱する「スピリチュアル行動科学」です。

ポイント

「スピリチュアル」と聞くと身構えるかもしれませんが、これは「祈り」や「想い」といった見えないエネルギーを、具体的な「行動」という物理エネルギーに変換し、現実を変える技術論です。

離職が続く職場の空気は、社長の「どうせまた辞めるんだろう」「こいつらはダメだ」というネガティブな執着や諦め、疑いのエネルギーで淀んでいます。これを浄化(クリアリング)する必要があります。

【実践!場の浄化アクション】

  1. コヒーランス呼吸:まず自分のハートに意識を向け、ゆっくり呼吸して自律神経を整え、感謝の感情を想起します。
  2. 意図の設定(アファメーション):「私は社員を心から信頼し、彼らが才能を発揮できる安全な場を作ります」と明確に意図します。
  3. 微細な行動:そのエネルギー状態を保ったまま、社員に「おはよう」と目を見て挨拶する、あるいは始業前にオフィスの掃除をする。

ただの挨拶や掃除ではありません。

「整った波動(愛と信頼)」を乗せた行動には、場を変える物理的な力があります。

社長が本気で場のエネルギーを変えようと行動した時、現実は必ず動き出します。

お金をかけずに定着率を上げる方法

定着率を上げるのに、ボーナスアップや豪華な福利厚生は必須ではありません。

行政書士として多くの「お金はないけど人が辞めない会社」を見てきましたが、共通しているのは「承認」と「感謝」の文化です。

人は「自分が必要とされている」「自分の仕事が見てもらえている」と感じる場所からは離れません。

例えば、日報に一行でも手書きでねぎらいのコメントを返す。誕生日に「おめでとう」と声をかける。小さな成果を見逃さずに「ありがとう、助かったよ」と目を見て伝える。

これらはコストゼロで、明日からすぐにできます。

しかし、多くの社長は「照れくさい」「忙しい」「やって当たり前だ」と言ってやりません。だからこそ、やるだけで圧倒的な差別化になります。

ハートマスで心を整えていれば、イライラが消え、自然と感謝の気持ちが湧いてくるはずです。

その気持ちを素直に言葉(行動)に出すだけで、社員のエンゲージメントは劇的に向上します。

社長のエネルギーが組織を変える

社長のエネルギーが社員を変える

組織はトップの鏡です。社員が暗いのは、社長が暗いからです。

社員が辞めるのは、社長が社員を信じていない(また辞めるだろうと思っている)からです。

厳しい言い方になりますが、すべての原因は「社長自身のエネルギー状態」にあります。

しかし、これは希望でもあります。

社長さえ変われば、組織は一瞬で変われるということです。

あなたがハートコヒーランスを実践し、安定した強力なプラスのエネルギーを発し始めれば、それに共鳴する社員だけが残り、共鳴しない(ネガティブな依存がある)社員は自然と去っていきます。

これは「悪い離職」ではなく、組織が生まれ変わるための「良い新陳代謝」です。結果として、社長と同じビジョンを共有できる、強固なチームが出来上がります。

これが本当の意味での「定着」です。

ハートの調整で採用コストを削減

最後に、経営的なメリットについてもお伝えします。

一人採用するのに、求人広告費やエージェント費用で数十万円〜百万円単位のコストがかかりますよね。

さらに教育担当者の人件費や、戦力化するまでの時間を含めれば、一人の早期離職による損失は数百万円にのぼると言われています。

項目 従来の対策(採用強化) 本質的対策(定着強化)
コストの性質 掛け捨て(辞めたらゼロ) 資産積み上げ(組織力向上)
社長の役割 面接で良い人を判別する 良い人が育つ場を作る
ROI(投資対効果) 低い(ガチャ要素が強い) 高い(確実に利益に残る)

もし、ハートマスやスピリチュアル行動科学を取り入れることで、離職者が一人減れば、それだけで数百万円の利益が出たのと同じことです。

私が提供しているメソッドは、単なる癒やしやメンタルケアではありません。

「採用コストという巨大な穴を塞ぐための、最も合理的で投資対効果の高い経営戦略」なのです。

社員がすぐ辞める対策まとめ

社員がすぐ辞めるという現象は、会社からの「警告サイン」です。

制度の不備や給料の問題もありますが、根本的には「場の空気=社長の波動」の問題に行き着きます。

  • 給料を上げても、人間関係(波動)が悪ければ人は辞める。
  • 社長のイライラ(インコヒーランス)は電磁場として社員に伝染している。
  • ハートマスで社長自身が整うことが、最強の心理的安全性を作る。
  • 「感謝の行動」で場を浄化すれば、採用コストゼロで定着率は上がる。

まずは社長であるあなたが、孤独やストレスから解放され、心からの笑顔を取り戻すこと。

それが、社員が「ずっとここで働きたい」と思える会社を作る第一歩です。

もし、「自分の波動がどうなっているか知りたい」「科学的にメンタルを整えたい」と思われたら、ぜひ一度ご相談ください。

あなたのハートの状態を可視化し、組織を変えるお手伝いをさせていただきます。

もう、一人で全てを抱え込む必要はありません

ここまでお読みいただきありがとうございます。
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実は、成功しているひとり社長ほど、苦手なことはプロに「丸投げ」して、自分は売上を作ることに専念しています。

当アカデミー代表の小野馨は、「行政書士(法務のプロ)」でありながら、第一人者に師事した「ハートマス認定トレーナー(メンタルのプロ)」でもあります。

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